のだめカンタービレ(14) (ISBN: 9784063405750)
千秋が指揮するオケでチェレスタを演奏することになったのだめ。喜び勇んで会場入りするが、そこで待ち受けていたのは……?そして、練習不足のオケを率いる若き常任指揮者・千秋。公演を成功に導くことはできるのか!?
(購入者のレビュー)
「ヤキトリオ☆」
前巻で実現しそうだった、のだめ&千秋の夢の共演はやっぱしお預けでした。のだめは相当悔しかったでしょうが、ぐっとガマンします。のだめは大人ですね~。後半では、のだめリサイタルが持ち上がります。千秋に続いて、のだめも前進しそうです。次が楽しみです!
「1~16まで大人買い」
テレビドラマも面白かった!だけどコミックならば進化し続けるのだめたちを楽しむことができます(^O^)
大人買いしてしまいました♪迷うぐらいなら買いでしょうね。
「やっぱり……」
ああ、マルレーオケ、失敗しちゃいましたね。
Sオケの当初と同じ体験をしてしまった千秋。
でも、それに負けずに黒木をオーディションに誘うところなんかは前向きで、これからなんとかするだろう、と思わせる千秋がいたりします。
それもこれもヤキトリオの以外な力でしょうか。もちろんその中にはのだめがいるのですがめ。
のだめの力は、千秋に力を与えますよね。変態とかいいながら、のだめのピアノで落ち着くなんて、千秋は自分が分かってないのね。
もっと素直な千秋が見てみたい。そんな気にさせてくれる巻です。
「そうです、千秋は空気が読めない!」
ついにオーケストラで共演と思ったのだめと真一はRuiの出現で阻まれる。
その時にのだめは、
「空気を読めってんデスヨ」
と言う。確かにのだめは悔しかったかもしれない。引き下がったのは空気を読んだだけでなく自分の力量が共演のレベルに達していないと咄嗟に判断したからかもしれない。
真一のほうはまだ彼女のピアノが好きだとか自分なら合わせられると軽く考えたように見える。
彼はただ音楽馬鹿なので、まだ聴衆が何を望んでいるのかも読み切れていないのだと思う。
のだめは感覚で分かる。この差は明らかに普段どのくらい他人と接しているかの差によって生じる。私は真一と同じ一人っ子のせいか空気を読むのが下手。ホントにのだめが羨ましい。
でも一人の時間って楽しいんだよね。
「のだめのいる風景」
マルレ・オケの常任指揮者となった千秋のパリでの初めての挫折。また、ダメオケでの新たなスタート。
「空気が読めない」のはのだめよりもむしろ千秋の方ではないかと思った。
そして、挫折した人間がもう一人。かつて神童と言われたが、カーネギーホールでのリサイタルを酷評され、演奏活動を休止した孫Rui。
彼女はのだめの演奏を聞き、何かを感じた。優れたピアニストである者だからこそわかる何か。
あの瞬間、のだめは彼女にとって大きな壁になったのかもしれないと感じた。
のだめは知る由もないが。
睡眠不足の千秋に気を遣って自分の部屋で練習するというのだめに
「試験前だからいいピアノで練習しろ。今日はどんな爆音でも寝られる」という千秋。
平均律を一声一声歌いながら練習しているのだめの声とピアノを聞きながら眠っている千秋の表情は幸せそうで、母親の腕の中で安心しきっている子供のように見えた。千秋にとってはのだめが傍にいることは当たり前なのだけど、それがあまりに自然だからその幸せに気づいていない。だけど、いなくなってしまったら耐えられない。
「祝?マルレオケ常任」
マルレオケで待ち受ける千秋の逆境。
いや受難と表現したほうが良いのかもしれない。
音楽はもとより人をまとめるという指揮者ならではの壁にぶつかってしまう。
もちろん彼なら乗り越えてくれると思うし、そう信じたい。
ただし、持ち前の粘着系がんばりで一悶着はありそうな予感だけれども・・・。
それもまた個性ということで楽しみにしております。
さて、千秋のマルレにおける逆境と孫Ruiの出現が、のだめのピアノ渇望感に火をつける。
つくづく思うが、この作品の登場人物たちはお互いに良い刺激を与え合っている。
これが道を究めようとする人々の正しい姿なのかもしれないと思う。
安易にショートカットを探すのではなく、一歩ずつイバラの道を歩もうという姿勢に共感を持ってしまいます。
