小説のだめカンタービレ (ISBN: 9784062137683)
「のだめ」ドラマを小説化!
大ヒット「のだめカンタービレ」が、フジ「月9」でドラマ化。
ドラマの脚本を、「薬屋探偵妖綺談」シリーズなどで人気の作家・高里椎奈がノベライズ!
「のだめ」
「!」
「適当に、今日は自由に弾いていいから」
「先輩……今、のだめって」
千秋は小さく笑って、鍵盤に向かった。
(俺にはわかる。こいつには絶対、特別なものがある。そして、こいつに合わせられるのは……)
のだめが楽譜を置いて、改めて鍵盤に向かい直す。
千秋は息を吸い込み、背筋を伸ばして毅然と顔を上げた。
(俺さまくらいだ!)
一拍の間。二人の手が上がり、呼吸を合わせて鍵盤が叩かれた。
【著者情報】
高里椎奈(タカサトシイナ)
小説家。99年、『銀の檻を溶かして―薬屋探偵妖綺談』で、第11回メフィスト賞を受賞しデビュー
二ノ宮知子(ニノミヤトモコ)
漫画家。01年から「Kiss」に連載中の『のだめカンタービレ』(講談社)が大好評を博し、04年、第28回講談社漫画賞を受賞
衛藤凛(エトウリン)
脚本家。「スローダンス」、「東京フレンズ」「のだめカンタービレ」(フジテレビ・月9)と、数々の人気ドラマの脚本を手がけている
